ワキボトックス

ワキボトックスでわきがや多汗症治療

多汗症やわきがで困っている方は、塗り薬や手術などの他にワキボトックスという治療方法があります。ワキボトックスはワキに直接薬を注射するやり方で、1回の治療で4か月から9か月の間効果が持続しますので、注射は年に1回から2回で良いのです。では、このワキボトックスについて詳しくみていきましょう。治療の内容や仕組み、それぞれの困った症状についても紹介します。

わきがの症状について

わきがと聞くと何となく男性の病気や症状である、と考える人が多いようですが女性にもわきがで悩む人はたくさんいらっしゃいます。わきがは遺伝的な病気であることもあり、性別に関係なく可能性があるのです。わきがとはワキから出てくる不快で強烈な臭いの症状をさし、その原因は主に「アポクリン腺」から出る汗です。

本来、汗そのものは無臭なのですが、汗に含まれているタンパク質や糖質、アンモニアなどが皮膚にある常在菌によって分解されることで、何ともいえない強烈な臭いが発生するのです。ワキ毛が生えている場合にはさらにそこに汗がまとわりつき、細菌が繁殖しやすくなってしまいます。

わきがの原因にあるアポクリン腺は生まれつきその数が決まっています。そのため、大人になったら急にわきがになった、というようなことはありません。最近ワキの臭いがきつくなってきた、という方は何らかの理由で元々たくさんあったアポクリン腺の活動が活発になったのかもしれません。わきがのケアは、清潔にすることや汗をかいたらすぐに拭ったり服を着替えたりすることが基本ですが、生活習慣も多く影響しています。その上でこの臭いを何とかしたい、と考える方はクリニックに相談しましょう。

多汗症の症状について

多汗症とは、通常では考えられないほどの量の汗をかく状態を指します。一般的には汗は熱や運動をすることでかくものですが、多汗症になると生理的に汗をかくという状況でないにも関わらず、大量の汗をかいてしまうのです。

多汗症にはワキや手などの限定された場所だけに汗をかく場合と、全身の各所で汗をかく場合とがあります。また遺伝ではなく思春期前後から発症する人もいれば、成人期になってから発症することもあり、汗を大量にかくために日常生活に支障が出てしまったり、精神的な負担に繋がったりする事もあります。ですから多汗症の治療には、原因をまず正確に判断して適切な対処法を取る必要があるのです。全身に汗をかく「全身性多汗症」では甲状腺機能亢進症や低血糖、更年期や褐色細胞の他に、感染症なども原因としてあげられます。手の平のみなど、局部的な多汗症では「原発性局所性多汗症」という原因が特定できないものが多く、精神的なストレスや緊張などで悪化していきます。日中は大量に汗をかきますが、就寝中は汗が止まることなどから判断できます。

多汗症の診断は患者さま本人の訴えが最も大切です。どの程度本人が困っているか、という視点が重要視される病気ですが、他の病気の存在が疑われる場合もありますので検査が追加検討されることもあります。

ワキボトックス注射の効果について

ワキボトックス注射とは、またの名を「ボツリヌス療法」と言います。これはボツリヌス菌が作る天然のタンパク質を有効成分としている薬をワキの下に注射する治療法で、薬が交感神経から伝達される汗を出す信号をブロックするので過剰な発汗を抑えることが出来るという仕組みです。この治療による効果は、治療後2日から3日ほどで現れるのが一般的です。1度注射すれば効果は約4か月から9か月ほど持続しますので、治療が年に1、2回で済むというメリットがあります。効果の程度や持続時間には個人差がありますし、完治を目指す治療ではありませんので症状がまた現れると再度治療が必要です。

注射後、稀にではありますが注射した部位が赤くはれ上がる・痛む・体がだるくなる・ワキ以外での部位で汗が増えるなどがありますが、いずれも一時的なものです。少しでもご不明点あれば医師に相談しましょう。

多汗症やわきがでは、その不快な症状から日常生活に支障が出る場合が多くあります。特に思春期の子供であれば発症することによって精神的なストレスを強く受け、別の病気に発展してしまうことなどもありますので、悩んでいるのであればクリニックなどに相談し、適切な治療を受けましょう。

まとめ

ワキボトックス治療は回数が少なくて持続効果が長い、患者様にとって負担の少ない治療法です。ニオイや汗などのお悩みは、個人差があり、それぞれに合わせた適切な治療を行う必要があります。症状の程度や原因を診て、一人一人に適した治療を行わなければ、満足いただける効果を期待することは出来ません。わきがや多汗症に悩んでいる方はまずはフェミークリニック心斎橋院ご相談ください。